WORKS 施工事例
一関のネット・ゼロ・エネルギー・ハウス
一関市・Mさん宅
【家族構成】80代父+50代夫婦
平成25年竣工ゼロエネルギーハウスの電力量の消費と発電の比較(入居から約1年後)
DATA
構造規模 木造(軸組工法)・2階建て(オール電化住宅)
延床面積 130.41㎡(約39坪)[1階82.81㎡、2階34.35㎡、小屋裏13.25㎡]
<主な外部仕上げ>
屋根/ガルバリウム鋼板 外壁/窯業系サイディング 建具/玄関ドア:木製断熱玄関ドア、窓:木製トリプルガラスサッシLow-E Arガス入り、樹脂トリプルガラスサッシLow-E Arガス入り
<主な内部仕上げ>
床/無垢フローリング、畳、カラーフローリング、クッションフロア 壁・天井/クロス、パイン羽目板
<断熱仕様>
基礎/A種ビーズ法ポリスチレンフォーム 保温板特号 t=50mm(防蟻断熱材) 土間外周より910mm:押出法ポリスチレンフォーム t=50mm
壁/硬質ウレタンボード t=50mm+高性能グラスウール 16kg/㎥ t=100mm 屋根//硬質ウレタンボード t=50mm+高性能グラスウール 16kg/㎥ t=105mm+105mm
<暖房方式>
ヒートポンプ式温水パネルヒーター
<換気設備>
第1種熱交換換気システム(熱交換率83%)
<給湯設備>
高効率ヒートポンプ給湯器エコキュート
<太陽光発電システム>
CIS太陽電池4.08kW
<熱損失係数Q値>
0.83 W/㎡・K
<外皮平均熱貫流率UA値>
0.33 W/㎡・K
<隙間相当面積C値>
0.18 ㎠/㎡ (竣工時測定)
COMMENT
北上川の治水対策事業で移転を余儀なくされたため、一念発起して築35年の家から、高性能住宅へと住み替えを決意し、選択したのがこのネット・ゼロ・エネルギー・ハウスでした。
次世代省エネルギー基準Ⅲ地域に建築したこの住宅は、基準Q値2.4W/㎡・Kの地域において、Q値0.83W/㎡・K、基準UA値0.75W/(㎡・K)が0.33W/(㎡・K)と抜群の性能値にしたことで、ランニングコストの低減を図り、さらに屋根には4.08kWの太陽光発電を設置。これによって1次エネルギーの収支はゼロとなり、年間を通して電気代はプラスとなりました。
日射の遮蔽と活用を考慮した設計計画と、外断熱と充填断熱を組み合わせて徹底した断熱気密施工、ヒートポンプ式の温水パネルヒーター、エコキュート、LED照明、熱交換率83%の熱交換換気システムなどの最新の設備を採用しています。
※住宅・ビルの革新的省エネ技術導入促進事業費補助金(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業)採択物件
※木材利用ポイント利用(岩手県産材スギ・カラマツ利用)