WORKS 施工事例

夫婦の時間を刻んでいく家

盛岡市・Sさん宅/2020年(令和2年)4月〜8月(約4ヵ月)

【家族構成】夫婦

COMMENT

Sさんご夫妻にとって、初めての家づくりは平成元年。どこにいても子どもたちの声が聞こえる開放的な住まいは、当時最先端の高断熱・高気密住宅でした。それから約30年が経ち、区画整理を受けて始めることになった2度目の家づくりでは、高性能に加えて地震に強いことも譲れない条件に挙げました。
「以前の住まいづくりのときは子育ての真っ最中でした。今は子どもたちも独立し、夫婦二人それぞれの趣味を楽しみつつも、長年住み慣れた家での生活を大きく変えない新居にしたいと思いました」。1階は、LDKを囲むように水まわりや寝室を配した回遊型。以前は20帖のリビングと独立したダイニング・キッチンがあったため、今回もリビングとダイニングの間には壁を立てましたが、完全には仕切らずに開放感を意識したつくりになっています。キッチンは夫婦二人で料理を楽しめるほどの広さです。
寝室の隣は、かな書道が趣味という奥さんのプライベート空間「書ノ間」で、2階には俳句が趣味のご主人の蔵書を収める書斎が。また、帰省した子どもたちが使用する寝室も2階に設けています。「子どもたちが気兼ねなく帰ってこられる家にしたかったんです」と、奥さんは思いを語ります。主暖房は温水パネルヒーターとし、ダイニングには除湿型放射冷暖房パネル「HR-C」も採用。冬はもちろん夏も快適に過ごせます。
それぞれの時間と、家族の時間が穏やかに交差する住まい。「岩手ハウスサービスの確かな技術と丁寧な仕事ぶり、対応に信頼をおいて家づくりができました」と、新しい暮らしを心待ちにするSさんご夫妻です。

DATA

構造規模 木造(在来工法)・2階建て
延床面積 157.33㎡(約47坪)
<主な外部仕上げ>
屋根/ガルバリウム鋼板、外壁/ガルバリウム鋼板 一部スギ板張、建具/玄関ドア:木製断熱ドア、窓:防火樹脂サッシ(トリプルガラス 一部ペアガラス)
<主な内部仕上げ>
床/ナラ無垢フローリング、壁/エコクロス 一部塗装仕上、天井/エコクロス
<断熱仕様>
基礎/ビーズ法ポリスチレンフォーム100㎜(防蟻)、土間/押出法ポリスチレンフォーム50㎜、壁/ポリイソシアヌレートフォーム断熱ボード100㎜、屋根/高性能グラスウール16㎏210㎜+ポリイソシアヌレートフォーム断熱ボード50㎜
<冷暖房方式> パネルヒーター
<外皮平均熱貫流率UA値> 0.26W/㎡K
<隙間相当面積C値> C値:0.1㎠/㎡(竣工時測定)